R7.災害ボランティアリーダー講座~長期的な寄り添い支援について学ぶ~
1月31日(土)、中津川市健康福祉会館で「令和7年度災害ボランティアリーダー講座」を開催し、区長、民生委員児童委員、ボランティア、防災ボランティア団体、ラインズクラブ、市役所職員、社協職員などが約70人が参加しました。
能登半島地震発生後から現在もなお、能登半島穴水町で復興支援を行っている特定認定非営利活動法人レスキューストックヤードの常務理事・浦野愛さんを講師とし、能登半島地震から2年が経過した穴水町の現状と支援活動などについてお話をいただきました。
また、オンラインでの講演後、グループに分かれて「講演の内容で印象に残ったこと」「自分たちができる寄り添い支援」をテーマについて熱心な意見交換が行われました。
人口減少と高齢化が進む地域において、震災後は仮設住宅での生活や在宅被災者の孤立、心身の不調など、時間の経過とともに課題が深刻化していることが示されました。
能登半島穴水町では、町・社会福祉協議会・NPOが連携し、災害ボランティアセンター・地域ささえあいセンターを軸に「作業支援」と「生活支援」の両面から支援を継続しています。
家屋の片付けや修繕だけでなく、見守りや相談、居場所づくりを通じた人とのつながりが、被災者の生活再建に欠かせないと話されました。
また、長期化することにより、遠方からのボランティアによる支援が減少し、地元の人たちのよる支え合い・助け合いが必要とされ、民生委員児童委員さんや地域福祉推進員さんが仮設住宅や各家庭を定期的に見守り活動を行ったり、つどいの場の運営を行うことで被災者という立場でありながら自分たちができる支援活動に参加しているとのことでした。
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講師の特定認定非営利活動法人レスキューストックヤードの常務理事・浦野愛さん。
能登半島の穴水町で「ボラまち亭」を設置し、その運営のため現在、常駐しておられます。
今回はオンラインにより、現地からお話しいただきました。
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グループワークの様子。
◎講演の内容で自分が一番印象に残ったこと
・外部支援による力を借りることも大切だけど、地域(地元)が結束して自分たちで何とかしようとする気持ちが大切だと思った。そのためには、平常時からの顔の見える関係づくりが必要である。
・支援を行うにあたり、相手の方に関心を持っているという気持ちを伝えることで安心感を与えることができる。
・スムーズな復興のためには、1つの支援ボランティア団体で固まらず、いろんな団体とうまく連携することが必要だと思った。
・要配慮者の情報などの個人情報については災害発生前から把握できるようにしておくが大切だと思った。
・罹災証明や各種支援金の申請の情報が得られない人が取り残されてしまうのでそうした方への伝えるための情報提供が大切だと思った。
◎自分たちができる寄り添い支援
・日頃から地域のいろんな集まりに参加し知らない人ともつながっておく。
・隣近所の人に「あいさつ」することで良好な関係を築いておく。
・建築関係の仕事をしているので住居の耐震化の呼びかけや家具転倒防止、窓ガラスの飛散防止フィルムを貼るなどのお手伝いを行う。
・地域の外国人の方と交流の機会を持つ。
・地域のことを知っておく。
・小中学生や高校生にも防災について学んでもらい、若い世代の防災意識を高めていく。 などの意見がありました。 |
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最後に「声を上げない人の存在を見逃さず、継続的に関わる姿勢が大切であること、復興支援とは一過性の支援ではなく、被災者に寄り添い続ける関わりであることを伝えていただきました。
また、会場でレスキューストックヤードが活動を行う能登半島の穴水町にある洋菓子店とのコラボにより「食べて能登半島を応援募金」を行いました。
クッキーを食べていただいた方の多くが募金に協力いただきました。皆様のご協力により27,439円の善意をいただきました。
レスキューストックヤードが運営するボラまち亭の活動費として役立てさせていただきます。
講座終了後に「災害ボランティアセンター関係団体連携会議」を開催し、災害ボランティアセンターへの協力に関する協定を締結している防災士なかつがわ会、中津川ライオンズクラブ、美濃坂本ライオンズクラブ、中津川市高齢介護課、中津川市防災安全課、中津川市社会福祉協議会の代表者による情報交換などを行い、今後、より具体的な取り組みをしていくことになりました。
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