7月30日(火)、福岡総合保健福祉センターで「中学生福祉ボランティア基礎講座」を開催し、市内の中学生4名が受講しました。
この講座は、市内の中学生を対象に福祉やボランティアの基礎学習と体験を行うことで地域でお互いを認め合い、自分ができるボランティア活動を考えるきっかけとすることを目的としています。
◎講座のおもな内容
①アイスブレーキング・・・「自分や相手を認め合おう」ということで、お互いの好きなもの、嫌いなものを出し合い、お互いの共通点について小グループになって話し合いました。
➁講義「福祉とボランティアについて」・・・社会福祉協議会の役割と取り組みについて、ボランティアについて学びました。身近なことから、相手の気持ちになってあまり無理をせずに活動をすると自分の成長にもつながることを学びました。
③車いす体験・・・車いすの操作方法や介助方法を学び、屋外で車いすの使用と介助体験を行いました。
④手話体験・・・「耳が聞こえないことについて」のお話しと手話でのコミュニケーションを学びました。
⑤車いすユーザーからのお話・・・ 車いすユーザーである方の実体験に基づいた話しを聞き、車いすの人に対して自分たちができることを考えました。
⑥防災に関する講話・・・防災ボランティア活動をしている方からのお話しを聞き、災害時に中学生ができるボランティア活動を考えました。
⑦高齢者ふれあいサロンのボランティア体験・・・高齢者ふれあいサロンで役立つ簡単な工作の体験を行いました。
特に車いす体験では、坂下高等学校 福祉科の生徒さんに協力いただき、車いすの基本操作や介助方法などを中学生に教えていただきました。
また、屋外へ出て、スロープの昇り降りや横断歩道を通ったり、自動販売機を使ってみたりすることで、まちで車いすの人に対してどんな手助けができるかを考えました。
◎参加者の感想
・自分のおばあちゃんの知り合いに手話を使って生活してみえる方がいるので、今回の体験で学んだ手話を使ってあいさつなどしようと思います。
・昨年もこの講座に参加したけど、今回も楽しく福祉について学ぶことができた。
手話をたくさん覚えることができたし、災害ボランティア活動の話しを初めて聞き、自分でできる防災の備えをしたいと思います。
・手話体験では、表情やジェスチャーを大切にすることで相手に意思を伝えることができることを学びました。
・学校の成績を目当てに参加したけど、自分が知らなかったことをいろいろ楽しく学ぶことができてよかった。
・ボランティア活動などに積極的に参加し、皆のために今自分ができることを探していきたいと思います。
・あえてボランティアって言わなくても、自然に相手のために声掛けしたり、ちょっとした手助けをすることがボランティア活動になってることがわかった。
・福祉で一番大切なのはコミュニケーションだと知って、日常でも様々な場面で活用できると感じたので実践したい。など
手話体験では、手話サークルすみれの会のみなさんにご協力いただき、聴覚障がいのある当事者の方から「耳が聞こえない」ということについてや日常生活の様子などについてお話しをいただきました。 |
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ボランティア体験として、つけち防災士会により、能登半島地震に関するボランティア活動の体験談や「防災におけるボランティア活動」についてのお話しを聞き、中学生ができるボランティア活動を考えました。 |
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クラフトテープ作品や編み物、縫物、折り紙などを行うボランティア、高齢者サロン笑顔の会のみなさんにより、高齢者ふれあいサロンで一緒に簡単にできる障子紙と和紙を使った小物づくりをしました。 |
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