声かけをしてくれると安心「小学生の視覚障がい者体験」(山口公民館)

8月21日(火) 山口公民館で、「夏休み小学生福祉体験」が開催され、山口小学校の児童20人の参加がありました。

 今回の「夏休み小学生福祉体験」では、視覚障がいとその人の補助を体験しました。児童に声かけの大切さを感じてほしいと思い、食べる、歩くなどを通して、楽しく学べる「視覚障がい者体験」を開催しました。

 最初に、椿苑の施設長山崎さんから、障がいについて「障がいは一つの特徴。みんなと変わらない普通の人。みんな苦手なものを持っていて、いろいろな人が一緒に生活している。だからこそ、障がいがあるからといって差別やいじめをしてはいけない。逆に困っているようであれば、声をかけたり手助けをしたりといった自分でもできることを考えてみよう。」と話がありました。

 次に、二人一組のペアになり、一人がアイマスクをしてお菓子を食べるという体験をしました。
 一度目は、アイマスクをした子が、何を食べるのか分からない状態でお菓子を食べました。二度目はペアの子に、どこにどんなお菓子があるのかを、教えてもらいながら食べました。
 声かけがないことで、参加した児童の中には、食べ物を口に入れることに戸惑いが見られ、声かけの大切さを実感していました。

 最後に、白杖の持ち方、歩く時の補助の仕方を学び、視覚障がいの体験とその人を補助するという体験をしました。
 机など障害物を用意して部屋の中を一周しました。そして、階段でも体験しようということで実際に階段を上りました。


 参加した児童からは、「目が見えない人の苦労が分かった。」「声かけをしてくれて安心できたから、困っている人を見たら声をかけたいと思います。」などの感想がありました。

 締めくくりとして、「視覚障がいがある人は、見えないのが当たり前で、みんなが大変だと感じることも、知恵や知識を使って解決しています。視覚障がいがある人が、豊かに安心して生活できるように、困っている人がいれば声をかけてあげてください。」と児童に話があり、終了となりました。

  本所 (2012年8月21日 13:57)


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