社会福祉法人 中津川市社会福祉協議会

実践発表１･･･株式会社ユタカファーマシー　　
　　　　　　　　～地域密着型ドラッグストアだからこそできる社会貢献活動～
　　
　ドラッグストア１３４店舗を経営する株式会社ユタカファーマシーでは、毎年、「健康と美フェスタ」を開催し、健康測定や健康相談、子どもの薬剤師体験、リンパ体操、メイクアップ体験などを行い、地域の健康づくりに関する活動を行ってみえます。
　また、介護予防を目的とした介護セミナーや介護施設でのコスメティックセラピー、お口のケア教室の開催や、子育て支援を目的としたプレママクラス、タッチケア教室、プチお料理教室、育児相談を開催し地域の方にお店などに足を運んでいただくことにより、売り上げも伸ばしているそうです。
　また、災害時帰宅者支援ステーションやこども１１０ばんのお店として加盟するなど防災や防犯にも力を入れてみえます。
　今後は、２０１２年開催のぎふ清流国体のオフィシャルスポンサー契約を結び、選手の活躍、大会の成功を地域のみなさんと共に応援する等の取り組みを行うそうです。

実践発表２・・・揖斐川工業株式会社
　　　　　　　　　　～地域・社会・環境への責任と貢献～
　
　運輸業や砂利、コンクリートブロック製造・販売、自動車整備、ホテル経営など幅広い業務を行う揖斐川工業株式会社では、植物の繁殖を助ける植栽型ブロックや農薬を使わず害虫駆除を行うための微生物農薬の開発などに取り組み緑化活動を推進してみえます。
　また、社会貢献活動として自社ホテルのロビーで無料でコンサートを開催したり、大垣市街のはなみずき通りのクリーン活動や夏の散水活動を行ってみえます。
　国際活動では、カンボジアで井戸の掘削や学校の支援を続けてみえます。
　今年は、大垣市社会福祉協議会との協働により、災害ボランティア研修を開催し、企業として自治会の防災訓練に参加する予定です。また、主にホテルの従業員を対象に認知症サポーター養成講座を受講するなどの取り組みをされています。　　　　
　　　　　　　　　

講演・・・ＮＰＯ法人パートナーシップ・サポートセンター　代表理事　岸田　眞代氏
　　　　　「協働が企業を変える！～社会貢献活動を一歩進めよう～」
　
　講演では、近年、企業の社会的責任が問われており、利益を追求するだけではなく企業も社会の一員であり、今後、社会貢献活動がますます重要になってくることについてお話しされました。
　また、こうした活動を地域活動団体やボランティア団体などと協働することにより社会の課題を解決する大きな力となり、企業としては、「いい企業」という評価基準が提示でき、従業員の自社に対する誇りの醸成ができるというメリットも生まれてくるということを協働の事例を挙げながらお話しいただきました。