社会福祉法人 中津川市社会福祉協議会

講習会の内容としては、午前中は｢視覚障がいについての基本的な学習｣や｢視覚障がいの方と接して感じること｣や｢見えないという感覚について｣の講義を行いました。

昼食のお弁当はアイマスクを付けて食べました。
「全然つかめなかったし、何を食べているかわからなかった。」
「料理を見て食べないと味が感じられなかった。普段何気なく食事をしていたけど、五感全てを使い食事していたんだと改めて実感した。」
「食事についての情報を詳しく知ると、美味しく食べていただけるなら、食べ物の情報を沢山伝えようと思いました」
など食事を美味しく食べていただくための工夫や感想がありました。

午後はアイマスクをする人とサポートをする人の二人一組に別れ、階段の昇り降りを中心としたサポート歩行訓練を交互に行いました。
「目が見ないということはとても不安だけど、その分サポートの方の声を温かく感じるようでした。サポートを受けるなかで、言葉を整理しシンプルな声かけのサポートが必要だと実感しました。でも実際サポート側になると言葉で伝えることの難しさに直面しました」
などサポート側とサポートしてもらう側の双方から考えることができたので充実した体験だったのではないかと感じました。

＊この『視覚障がい者外出サポート講習会（基礎編）』事業は
　　　　　　　　　　赤い羽根共同募金の配分を受けて行っています。