7月5日(土)、中津川市健康福祉会館で南地区社会福祉推進協議会(南地区社協)が「福祉研修会」を開催しました。南地区社協の役員47人が参加し、地域福祉推進員の役割や認知症の方との付き合い方などについて学び、それらに関するグループ討議を行いました。福祉をテーマにした地域づくりについてみんなで考える機会となりました。
まず、みなみ在宅介護支援センタ-介護福祉士の安藤博子さんから、在宅介護支援センターの活動について紹介いただきました。続いて中津川市社会福祉協議会の地域福祉課より、地域福祉推進員の活動について説明しました。地域福祉推進員とは、福祉課題の発見やその解決に向け活動している地域福祉の担い手の方々です。 次に、基調提案として「認知症の方との向き合い方」と題し、五常会ゆうわ苑の宮原修一所長より経験談を踏まえた講話をいただきました。その内容は、認知症の方による問題行動に困っていた地域住民が集まって情報や対策を共有し、みんなで認知症について学び問題行動への対応をしたことで、その方も精神的に安心され問題行動がなくなった事例でした。みんなで認知症を理解し、その方に温かく接したことで早期の解決に繋ったとのこと。地域の福祉を支えるのは専門職だけではなく、地域の住民も重要な担い手であると解説されていました。 |
|
グループ討議では5~6人のグループに分かれ、認知症の方々との向き合い方について、各自が触れてきた認知症に係る経験談などを元に情報交換しました。参加者からは、「認知症の方は、否定せず、受け止めながら一緒に対応してあげるべきだ」「寄り添ってあげれば彼らも満足し、不安がやわらぎ安心するのでは」「年寄りは褒められる機会が減るので、良い点を見つけて褒めたり感謝したりしてはどうか」などの意見が出ました。また、地域の認知症の方への対応としては、「地域で認知症の方の情報を可能な限り共有しておけば、道に迷うなどの事があっても対応できる」「認知症について地域のみんなで勉強したい」など福祉の地域づくりにつながる積極的な提案が出されました。 |
|
トップページ > 最近の活動 > 【中津南地区社協】福祉研修会を開催 ~認知症について考えよう~