ボランティア交流会開催~自分たちができる防災・ボランティアを考える~

10月26日(土)、苗木交流センターにて、中津川市ボランティア連絡協議会と中津川市社会福祉協議会の共同開催にて「ボランティア交流会」を開催しました。

 

中津川市社会福祉協議会の登録ボランティア団体、個人ボランティア、ボランティア活動に興味のある方々など54人の参加がありました。

講師に、社会福祉法人 岐阜アソシア 視覚障害者生活情報センターぎふ 歩行訓練士の棚橋公郎氏をお迎えし、「災害時における障がいのある人への支援について」~災害現場での支援活動の体験談を交えて~というテーマでご講演いただいたあと、グループに分かれて「自分たちが出来る災害時のボランティア活動・防災・減災活動」を話し合いました。

講義では、阪神淡路大震災や能登半島地震等、棚橋氏の視覚障害者の方への災害支援活動をもとに話をされ、「自分の身は自分で守る」ことや、被災者との信頼関係が大事となるため(犯罪者ではないことを表すために)適度な音量の鈴をつけ、災害に備えて笛も身につけて行くとよいとの話がありました。また、被災地で一番困る問題はトイレだということ。被災地に行かれた際には大人用のオムツを持参して行くそうです。

災害ボランティアとしていかれる方も、そうでない方も、「今、自分に出来ることは何があるか考えてほしい」「自分に出来ないことは誰かにお願いすることも大事(無理をしない)」「災害に対する備えを行うこと」を踏まえ、一人一人が出来ることを考え、支援の輪を広げることが大切だと話されました。

 

後半の意見交換では、6~7人1グループに分かれ、自己紹介と自身のボランティア活動を紹介し、災害時にできること、平常時からできることを話し合いました。グループ内ででた意見では、「普段からの隣近所(地域)の繋がりが強いと災害時の対応力も高いと思う」「聴覚障害者、視覚障害者の方への理解を深め、特性を学ぶ機会があると良い」「普段から非常食等災害の備えについての学習をすること」「ボランティア団体との横の繋がりをつくること」「障害のある方が少しでも過ごしやすい環境づくりのお手伝いをしたい」等の意見が出ました。

 

 


中津川市手話通訳者の吉村様、張山様、後藤様にもお越しいただきました。

参加者の感想のなかには、

・講師の先生の体験談から入る話には説得力があった。
・ボランティア同士の横の繋がりをつくっておきたい。
・災害ボランティアに興味を持った。
・意見交流で自分にはない意見をたくさんお聞きすることが出来、勉強になった。
・心づかい、気遣い、ボランティアの大切さを教えられた。

などの感想がありました。

中津川市社会福祉協議会では、ボランティアに興味がある方、活動をしてみたい方はお気軽にご連絡をお願いいたします。
(お問い合わせ先 中津川市社会福祉協議会 地域福祉課まで
☎:0573-66-1111)

  本所 (2024年10月31日 13:06)


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