11月2日に福岡中学校2年生54人を対象に防災体験教室を開催しました。
この講座は体力や知識が豊富な中学生に地域を良く知り防災の知識を持っていただくことで、災害時に地域の大きな手助けになることを期待し、ふくおか地区社協が開催しました。
今回は54人の生徒を地域ごとに8つのグループに分かれていただき、災害頭上訓練(DIGディグDisaster災害 Imagination想像力 Gameゲーム)を行いました。
また、DIGを行うにあたり防災士なかつがわ会から防災士8人がボランティアとして参加くださいました。
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防災士の伊澤さんが防災の知識をお話しながらDIGを進めてくださいました。
生徒さんは伊澤さんの指示のもと自分たちの地域の地図を囲んで、主要な道路や川、避難できそうな公園や空き地や公民館をマークし可視化して確認しました。
その後、氾濫しそうな川や傾斜の急な場所、過去に災害があった危険な箇所を意見を出し合いながらマークしました。
また、地域住民についてもシールを貼りながら確認しました。黄色いシールは防災士や消防士、看護師、区長、民生委員など助けてくれそうな人、ピンクのシールは助けが必要な人など、地域の住人について知っている知識と意見を出し合いました。 |
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そして、避難のシュミレーションを行いました。
【災害級の大雨でピンク色のシールの弱者の方を避難させることとなったら】を想定して避難ルートを考えました。
避難のための伝達方法や避難の手段、避難する場所、避難経路を話し合い一番安全に避難する方法を確認しました。
グループ発表では、
「近いという理由だけで避難すると危険な場所を通ってしまうことがわかった」
「物が倒れていることもあるので徒歩が良いと思う」
「大きな声で住人同士で声を掛け合うといい」
「大きな道を利用するといい」などの意見がありました。 |
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最後に、地区社協で用意した非常食と保存水をお土産に渡しました。
このお土産を自宅に持ち帰ることで授業で災害について学んだ事を話すきっかけとなり、家族防災会議ができる事を期待します。 |
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