ちょこっと生活ボランティア講座(オンライン)を開催しました!

3月11日(金)一般社団法人ぎふケアマネジメントネットワーク代表理事 臼井潤一郎氏を講師として『ちょこっと生活ボランティア講座(オンライン)』を開催しました。参加者は地域の民生委員児童委員、日常生活自立支援事業支援員、地域包括支援センター職員、高齢支援課職員、社会福祉協議会職員の計31名が、ご自宅やそれぞれの職場でオンラインにより受講しました。

 


講演の内容は、『精神に障がいがある等の困りごとを抱えながら、地域で生活している方の理解と、自分でもできるちょっとしたつながりについて考える』というものでした。
初めに、精神保健福祉士資格を持っておられる講師より、精神疾患の方のそれぞれの障がいの特性の説明を頂きました。
精神の障がいや認知症の症状は改善されることは難しいですが、本人が自分で決めて、自分で納得できるため、『精神的な力、意思決定する力』は地域のボランティアの方が傾聴して関わることで、強くできるとのお話でした。
本人の失敗体験、挫折体験を地域で受け入れることで、「完全でない私でも大丈夫」と希望に繋がります。孤立を防止するためコロナ禍でも不安感が解消できるように、関わりやつながることが大事です。

『自分が認知症になっても、自分がうつ病になっても一緒に暮らせる地域作り』
『いつかの不完全な自分を受け入れてくれる地域を、今は五体満足に近い完全な私が作る』
支援者側もやりがいや生きがいが感じられ、気持ちが豊かになる、そんな関わりを大事にしましょう。

最後の質疑応答では、「今抱えている精神障がいの方への関わり方をどうしたらよいか」という支援者の方の悩みに、回答として、「本人とボランティアの価値観は異なるためぶつかり合うのは当たり前。近づきすぎず、距離を空けて、離れすぎず、関わっていることだけでOK」と話してくださいました。「本人はすぐには変わらず、プロの任せることも必要です」との内容でした。時間内では解決できないことでしたので、終了後、講師自ら質問者の方へ詳しく内容を聞いて頂き、後日返答して頂くと言う丁寧な対応もしてくだいました。今後も継続して行っていく予定です。

今回「今までオンラインの講演会は無理と避けていたけど挑戦したい」と前日社協に問い合わせされ、今回、初めてオンライン講演会を体験された方もおられました。
講師がお話された中で「孤立させない。よくしゃべって。孤立がだめ」とあるように、オンラインもつながるための手段の一つとしてとして、活用できます。

なお、この講座は『赤い羽根共同募金』の配分金を財源とさせて頂きました。

  本所 (2022年3月11日 12:55)


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