災害ボランティア養成講座~津波てんでんこの教えに学ぶ~

4月25日㈮、中津川市加子母にて、主催:中津川市社会福祉協議会・中津川市社会福祉協議会加子母支部・加子母むらづくり協議会により、平成26年度 災害ボランティア養成講座を開催しました。

今回は、群馬大学大学院理工学府教授・広域首都圏防災研究センター長 工学博士「片田敏孝」氏を講師に迎え、《想定外を生き抜く ~津波てんでんこに学ぶ危機管理論~ 》の講演を聞きました。

片田先生は中津川市加子母のご出身で、この日は故郷での講演となりました。
著書を多数お持ちであり、全国各地での防災講演、テレビ等各種マスメディアへの出演など、幅広く活躍されておられる先生の講演に、約300名の方が来場してくださいました。

「地震があったら、家族の事さえ気にせず、てんでばらばらに、自分の命を守るために、一人ですぐに避難せよ、一家全滅・共倒れになることを防げ」三陸地方に残る、津波から子孫を残すための知恵、だそうです。
《君が逃げればお母さんも逃げられる、必ず後で会えるから》…震災にみまわれた時に、想定外を生き抜くための危機管理論を、解りやすくお話してくださいました。

加子母中学校88名の生徒さんも来場してくれました。
生徒さんたちからたくさんの感想が届き、講演を受けての素直な気持ちが綴られていました。
「日々の訓練の重要性がしっかりとわかり、良かったです」
「家に帰ってから父たちと話し合いをしました」
「てんでんこ、とは、家族や他人を見捨てる事ではなく、一人で居ても家族を信じて逃げられること、だという事がわかりました」
「お母さんたちが生きていることを信じて避難する事が家族の絆だと思いました」
「家族を信じて迎えに来てくれることを信じて、一人で避難できるように頑張ります」
いつ起こるかわからない震災に備えて自分が出来ることを、片田先生のお話を思い出しながら考えて行きたいと思います。

  加子母支所 (2014年5月12日 12:41)


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