中学生福祉ボランティア基礎講座in福岡会場

 7月28日(金)、福岡総合保健福祉センターで「中学生福祉ボランティア基礎講座」を開催し、市内の中学生16名が受講しました。

 この講座は、市内の中学生を対象に、福祉とボランティアの基礎学習と高齢の方や障がいがある方などの生活について学び、ボランティアとは何かを普段の生活レベルで考え、日常生活に活かせる福祉活動を学ぶことを目的としています。

昨年までは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催していましたが、今年は4年ぶりに参集し開催することができました。

 

 中学生は、社協職員による「福祉とボランティア」についての講義を通して、ボランティアの種類や心構えなどを学んだほか、車いす体験や視覚障がい・聴覚障がいについて学びました。

 

 車いす体験では、車いすの操作方法などを学んだ後、『中津川シニアボランティア』のみなさんにご協力いただき、実際に町へ出て「車いすを押す」「車いすに乗る」という体験をすることで、お互いのコミュニケーションの大切さを学びました。

 

 


 視覚障がいについて学ぶ講座では
『音訳ボランティアさざなみ会』のみなさんにご協力いただき、
視覚障がいとはどのような障がいなのか、ヘルプマークや白杖SOSシグナルについて学びました。
また、アイマスクをした相手へ目の代わりとなって、
市の広報紙を「音声(声)」で伝えるという体験をしました。
「相手に分かりやすく伝えるためにはどのように説明したら良いか」を考えながら伝えることができました。 

 聴覚障がいについて学ぶ講座では
『手話サークルかやの実会』のみなさんにご協力いただき、
実際に聴覚障がいがある方のお話を聞いたり、
手話で挨拶や自己紹介、食べ物の表し方などを学んだりしました。
言葉を相手に伝える方法は、手話だけでなく身振り手振りや表情、口話など様々な方法があることを理解し、
伝えることの大切さを学びました。

 参加された方には中津川市社会福祉協議会から修了証を贈呈させていただきました。
生徒さんから
「今回の講座を通して、車椅子の体験が一番印象に残りました。介助者の立場になると、歩くときには気にもとめない段差が車椅子利用者にとって大きな障害になることが分かりました。困っている人がいたら自分から声を掛けて手助けができるようになりたい」
「アイマスクをつけた体験では、見えていることをそのまま言おうと思っても、うまく言葉にできないことがあって、簡単にできることではないんだと学んだ」
「今回学んだ手話を家でおさらいして、家族や友達に教えて、手話を少しでもできる人を増やしたい」などの温かな感想がありました。

  山口支所 (2023年8月 2日 09:03)


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