東日本大震災における支援活動報告(H23.8.2)~岩手県大槌町社協での活動~

岐阜県社協では、県内の市町村社協と協力して東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の福祉支援を目的に大槌町社協へ職員を派遣しています。


 東海3県の社協が協力体制を作り、岩手県大槌町の福祉支援活動を行っています。

 中津川市社協としても4月に職員1名の第1次派遣を行い、再び、7月31日から8月7日にわたり第2次派遣を行っています。


職員からの活動報告(H23.08.02)

 今日も大槌町災害ボランティアセンター本部事務所、ボランティアセンターサテライト、生活支援員活動の3部門に分かれ、支援活動を行いました。

 私は災害ボランティアセンターサテライトでの連絡・調整を行いました。
 今日は関東や東北などさまざまな地域に加え、大垣市からの参加(大垣市社協主催)があり、約200人のボランティアに参加いただきました。

 現在のボランティアニーズを大きく分けると次の4つに分類されます。

  ①個人からのボランティア依頼(被災された方の自宅の片付けなど)
  
  ②公共物整備のボランティア依頼(道路の側溝の泥出しなど)

  ③菜の花プロジェクトのボランティア依頼(大槌川河川沿いを菜の花畑にする活動)

  ④鮭プロジェクトのボランティア依頼(大槌川に鮭が戻ってこられるようにする再生活動)

   

  

    ①個人からのボランティア依頼は4月に比べ、少なくなってきています。
    ②公共物整備のボランティア依頼については、重機で入れないようなところや道路の側溝の泥出
        しなどについては、行政だけでは手に負える状況ではないため、地区の区長さん等からボラン
       ティアセンターにボランティ ア派遣依頼があります。

    ③菜の花プロジェクトは「復興のシンボルに菜の花畑を!」をスローガンに東日本大震災の津波が
        3キロ遡ったことにより荒れ果ててしまった大槌川の河川敷一面に「菜の花を咲かせよう」と耕
        し続ける地元の人たちを大槌町災害ボランティアセンターが支援する活動だそうです。

     ④鮭プロジェクトは、大槌川に戻ってくる鮭のために、川をきれいにしようと開始した活動です。
        
このプロジェクトの一環として、大槌川の河川沿いを菜の花でいっぱいにしようという「菜の花
         プロジェクト」も行っているそうです。

道路の清掃尾ボランティア活動

 ボランティアニーズの1つであるお寺と仮設住宅に続く坂道の側溝清掃の様子を報告します。
 
 側溝は約200mに渡り泥やガレキがつまっており、そこをスコップやジョレンで清掃していただく作業です。

社協本部やボランティアセンターには、全国から被災地に向けた応援メッセージや千羽鶴などが、たくさん掲げられています。

小学校の生徒、ボランティアさんなどのみなさんから、大きな紙や布いっぱいに 書いたメッセージからは一生懸命さが伝わってきます。

今回の宿泊場所は陸中海岸グランドホテル。

このホテルは新館と別館(旧館)があり、震災前は新館のみで営業をされていたのですが、新館が津波により流されてしまったために、現在は被害が少なかった別館(旧館)で営業を再開しているそうです。
支援活動に訪れるボランティアや支援活動者には、通常より格安料金で宿泊できるようご配慮いただいています。

  本所 (2011年8月 4日 08:30)


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