社会福祉法人 中津川市社会福祉協議会

　事前に中学校側から「１年生は、総合的な時間の学習として『福祉』について学んできた為、デイサービスから会場までの行き帰りの補助を行いたい。」という要望がありました。

　そのため会場への行き帰りの際には、職員が注意事項を説明した後生徒さんが、車いすを押したり、杖歩行の方の手や腕を支えたりしていただきました。
　生徒さんは緊張しながらも声掛けをしながら、ゆっくりと付き添ってくださいました。
　中には「こんな若い子に連れて行ってもらえて嬉しいよ。」と満面の笑みを浮かべてみえる方もみえました。

　最初に、利用者の方１人に対し生徒さんが１～２人程付き向き合うようにし、『健康体操』を行いました。

　健康体操として、身体を動かしながら計算など頭を使う「コグ二サイズ」や、利用者の方とペアを組んで「お寺の和尚さん（手遊び）」などを行いました。

　健康体操の際、利用者の方と生徒さんが一緒に楽しんでいる姿や生徒さんが利用者の方に対し見本を見せながら優しく教えている姿などが見られました。

　最後に生徒さん達が合唱祭で練習してきた曲を、Ａ組、Ｂ組それぞれ合唱をした後、１年生全員で歌ってくださいました。
　また、利用者の方々と生徒さん達が一緒に『ふるさと』を大合唱しました。

　交流会終了後、利用者の方々から「挨拶がしっかりできる子だった。」「元気で勢いのある歌声だった。」「笑顔で一生懸命歌っていていい子達だな。」「（合唱・交流が）最っっ高やった。」「この頃（中学１年生頃）は自分達は戦争をしていたから今の子は幸せだなと思った。楽しませてくれてありがとう。また来てください。」など、喜びの感想が多く聴かれました。

　１年生とはこうした交流を毎年させていただき、生徒の皆さんの優しさなどに触れ、利用者さんが本当に楽しい時間を過ごすことができています。
　坂下中学校の生徒の皆さんに感謝の一言です。ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。