8月6日(金)、市内の高校生を対象に「学生福祉ボランティア講座2021(高校生編)」を開催しました。
昨年度は、中学生のみを対象に講座を開催していましたが、高校生のみなさんにも、コロナ禍でも安心して受講できる福祉講座を開催できればということで、中学生編と同様にインターネットを活用し、オンライン講座として実施しました。
市内の高校生5人が、「いつかやってくる災害。あなたの力が皆を助ける!」をテーマに、「福祉とボランティアとは」、「災害時のボランティア活動について」、「災害時耳が聴こえないとどうなる?」という講義を受講しました。
この講座を通じて、子どもから高齢者、障がいのある人、外国人などいろんな価値感を持った人などが暮らす多様性の中で、その人らしく生活できるように地域ぐるみで支え合うことの大切さを実感し、些細なことでも地域を支える大きな力となり得ることを学び、その一歩を踏み出す機会となりました。
1つ目の講義、「福祉とボランティアとは」では、中津川市社会福祉協議会の事業について、ボランティアの基本的な考え方、活動の種類、心構えなどについて学びました。 |
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2つ目の講義「災害時のボランティア活動について」では、豪雨により被災された一人暮らし高齢者を想定し、災害ボランティアセンターの機能や役割について、災害ボランティア活動の種類などを学び、災害時に自分ができるボランティア活動について考えました。 高校生のみなさんは、テレビなどで見聞きしたことある災害ボランティアセンターについての理解を深めました。災害ボランティアとして活動するためには、普段から地域のことを知っておくこと、災害時に自分たちの身を守る備えが肝心であることを改めて実感しました。 |
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3つ目の講義「災害時耳が聴こえないとどうなる?」では、手話サークルかやの実会の皆さんをお招きし、聴覚障がいがある当事者の方に日頃の生活の中で聴こえないことで困ること、災害時に不安に思うことをお話しいただきました。 そのお話をふまえ、災害時に役に立つ手話表現を学び、パソコンの画面越しに手話の動きを練習しました。 また、筆談やそら書きといった手話以外のコミュニケーション方法や耳が聴こえない人に限らずみんなにわかりやすい看板や図による表示を駆使することも大切であることをを学びました。 写真は、左から手話サークルかやの実会の水野芳子さん、井澤明子さん、吉村京子さん、吉村久美さん。 |
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