第28回中津川市社会福祉大会開催報告④


大会宣言では、本会理事の村松友代さんが法人理念である「誰も住み続けたいと思える地域の実現」に取り組むことを決意しました。

☆福祉体験発表
「中学生福祉ボランティア基礎講座」に参加して
 中津川市立第二中学校 1年生  武田 紫月さん

講義『福祉とボランティアについて』では、「月」を思い浮かべてくださいと言われた時に、人それぞれに想像する色や形が異なるように、ボランティアのニーズ、サポートの内容や方法もその人によって異なるということを学びました。
 実技「車いすの介助の方法」で車いすの操作・介助の基本を学んだことをふまえ、演習「車いすで町に出かけよう」につなげることができました。歩道を普通に歩いていると気づかないような点字ブロックやマンホールなどの少しの段差が、車いすで行くとガタガタ揺れて怖い思いをすることがわかりました。また、駅の切符売り場やジュースの自動販売機では、車いすに乗っている人には手の届かない高さにボタンがあり、商品も見にくいということがわかりました。しかし、最近では車いすに乗っていても押せる高さに番号の記されたボタンがある自動販売機があるということを知りました。身体障がい者駐車施設では、車の出し入れなどがしやすいように一般駐車スペースよりも車と車の間隔を広く空けてあることを知りました。こうした施設を必要とされる方が利用できるように、必要のない方が利用してはいけないと強く思いました。また、災害時には、障がい者の方へのサポートがいっそう大切であると感じました。
「自分ができるボランティア」はいくつもありますが、一番大切だと思うのは、人々が支え合い、助け合うことだと思います。「コミュニケーションをとりお手伝いをする。」
「もし自分が助けてもらったら感謝の気持ちを伝える」ことができる人になりたいと思いました。

☆福祉体験発表
「中学生福祉ボランティア基礎講座」に参加して
 中津川市立福岡中学校 3年生  青山  彩さん

この講座に参加して3つのことを感じました。
1つ目は「過度な人助けは禁物」ということ。良かれと思ってやったことが迷惑になったり、手間をかけてしまうことがあります。「相手が本当にしてほしいことは何か」を考えて行動できるようと思いました。
 2つ目は「普段からコミュニケーション技術を磨くことが重要」ということ。今回、手話や車いすの体験をした時に、相手に正確に情報を伝えたり、不安にさせないように声かけを
するなどコミュニケーションが上手くとれるようになりたいと思いました。
 3つ目は「障がいや壁にぶつかっても力強く生きていくことが大切」ということ。
 地域には障がいがあってもそれを受入れ乗り越えようとしている人がみえます。また、点字ブロックやスロープなどの設備があるのにそこに物が置いてあったりすると意味がなくなってしまうので、そうしないような心がけや思いやりの心を持ち、何ができるかを考えられる人になりたいと思いました。

☆社協登録ボランティア団体の活動紹介
   社会福祉協議会登録ボランティア団体
    音訳ボランティア さざなみ会  曽我 富士子さん
     発表テーマ「音訳による視覚に障害のある方への支援」

「音訳」とは、視覚に障がいのある方に書いてある情報を「音声」に変えてお伝えすることです。
「音訳」を通じて視覚障がい者の社会参加を支援することを目的に昭和55年に発足し、現在19名で活動をしています。
 毎月の活動としては、月2回(第1・3木曜日)の例会と「広報なかつがわ」の音訳、老人福祉施設「清和寮」訪問を行い、朗読、紙芝居等を行っています。
 年間の活動としては、視覚障がい者の方から要望のあった本などを音訳し「音訳図書」を製作することや、視覚障がい者の方、点訳ボランティア、音訳ボランティアによる「三者交流会」の開催、音訳ボランティア養成講習会の開催、さざなみ会会員研修会等を行っています。
 現在、会員を募集しています。

  本所 (2018年11月30日 09:30)


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