付知デイサービスセンター 篆刻(てんこく)文字のおもしろさ

令和元年11月20日より、付知デイサービスの一角で、篆刻(てんこく)文字の色紙の展示会が行われており、デイサービス利用者、職員の間で話題となっています。


この展示会は、付知デイサービスを利用している伊藤勝さんが、約30年前から取り組んでおり、篆刻(てんこく)文字のおもしろさを伝えたいという活動の一環です。

伊藤さんは「篆刻(てんこく)文字は、古代中国で判子に使われた文字。象形文字から現代の文字に変化する途中の姿。一つ一つの文字の形に意味があり、とてもおもしろい」と、その魅力を話されます。

伊藤さんは、若いころは木工業を営み、付知の木を使ってイスやテーブル、風呂おけなど、様々なものを作ってみえたそうです。
その製品の一つに額縁があり、「中に何か入っていないとおもしろくないなあ」と考え、文字を書き、サンプルで入れたのが、きっかけになったとのこと。
それが、だんだんと評判を呼び、名古屋などで篆刻文字の展示会を開くようになられました。

病気をしてから、しばらくは活動してみえなかったそうですが、最近は体調の良いときに色紙に書き溜めてみえます。

誰かに色紙をプレゼントするときには、その人のイメージに合う意味の文字を考えています。
また、石に実際に彫り込んで判子をつくりを教えたりすることもあるそうです。

今回は奥さまのご協力もあり、この展示会が実現しました。

伊藤さんは、「篆刻(てんこく)文字は、画数の少ない文字にもおもしろさを感じる。無数にある文字から、一つの文字を探し出して書にするのが楽しい」と話されます。

その言葉通り、一つ一つの文字に奥深さを感じることができました。
伊藤さん、奥さま、ありがとうございました。

  付知支所 (2019年12月18日 09:47)


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