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心はひとつ!がんばろう中津川! ~災害ボランティア養成講座~

  3月3日(土)、健康福祉会館にて「災害ボランティア養成講座」(後援:中津川市、中津川市防災市民会議)を開催し、市民131人の参加がありました。


 この養成講座は、東日本大震災でのボランティア活動の事例発表をもとに、今後、中津川市で大きな災害が起こったときに、災害ボランティアや災害ボランティアセンター運営スタッフとして活動していただくため、一人ひとりの立場で何ができるかを考える機会として開催しました。

 開会に先だち、参加者全員で東日本大震災で犠牲になったみなさんに黙とうをささげてから講座がスタートしました。
 市防災安全課からは、中津川市全体ではどんな支援が行われたかの報告があり宮城県石巻市災害ボランティア活動や、市民や企業から義援金が1億3千万円を超えたこと、各学校からの応援メッセージなどが送られた事例が発表されました。
 その後、東北弁で録画されたラジオ体操を参加者全員で行いました。映像に映る、石巻市の住民の方々の笑顔に、復興に向けての力強さを感じ、思わずこちらも笑顔になりました。

 パネルディスカッションでは、恵那市在住の防災士の岩井さんのコーディネートで、見城さん(おもちゃ病院ボランティア)、三尾さん(中津川青年会議所直前理事長)、曾さん(中京学院大学経営学部3年生)の3人のパネリストが、被災地での災害ボランティア活動や、中津川市での災害への備えについて、それぞれの立場から意見を発表しました。

主な意見として、
「被災地では物資や道具がまったくない状態でシャワーなどの生活に必要なものを作っていった。ボランティア活動では、力を合わせることの大切さを痛感した。」
「中津川市での防災として、地域コミュニティの絆がますます重要性になる。大震災が起きたら、地域で自主的な活動ができる備えが必要。今後は、地域での防災訓練に若者に参加してもらえるよう声かけしていきたい。」
「中津川市の中京学院大学の留学生だけでも約100人いる。国際電話がかけられる公衆電話や避難所の案内を、外国語で書いてもらえると嬉しい。翻訳は自分もボランティアとして関っていきたい。」
「災害時死者0人の協働社会を目指して、いろんな分野のエキスパートとの連携を行い、地域ぐるみの助け合い活動が重要となる。」
などが発表されました。

最後には岩井さんから、被災地への息の長い支援の継続と、中津川市での地域の絆づくりを確認するまとめがあり、参加者全員で「心はひとつ! がんばろう中津川!」を力強く唱和して終了となりました。

 会場の入口では、災害ボランティア活動の様子を伝える写真展や、当時のビデオが上映されました。
 また、被災犬(震災で飼い主が不明となってしまった犬)のナナちゃんが募金活動を行い、市内で集まった募金合計が19,336円となりました。この募金は、宮城県の被災犬の生活支援施設運営のために活かされます。

 来年度も災害ボランティア養成講座を開催し、災害時の福祉やボランティア活動について、市民のみなさんと一緒に考えていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。

  本所 (2012年3月 8日 09:48)

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